クラシブリ

お金のこと、暮らしのこと、あれこれ

私とミニマリズム。

 

ブログを始めてもうすぐ半年、この記事は100個目です。ブログを始めようと思ったのは、アウトプットする場所が欲しかったからでした。今回は「minimalism」という本を読んで、私が思い描くミニマリズムはまさにこれだと思ったので、私とミニマリズムについて書こうと決めました。

 

minimalism [ ジョシュア・フィールズ・ミルバーン ]

 

 

ミニマリズムとの出会い。

私はもともと買い物に行くのが大好きでした。インテリア雑誌を見てはこんな部屋にしたいと思い、ファッション雑誌を見てはこんな服が着たいと思い、買い物に出かけていました。今思えば、他人の暮らしに憧れて、真似をすれば自分も素敵な暮らしが送れると思っていました。

 

ところが、2年前に夫も私も無職になり、収入はなくなり、部屋も2LDKからワンルームと小さくなり、物を持たない・買わない生活をせざるを得ない状況になりました。そんな生活をし始めて半年が経った頃、インターネットでミニマリズムという言葉に出会いました。

 

ミニマリズムに感銘を受ける。

ミニマリズムについて調べれば調べるほど、これは私が求めていた考え方だと思うようになりました。

 

物を減らして、管理を楽にしよう。

物を減らして、自分の好きなことにお金を使おう。

物を減らして、自分の好きなことに時間を使おう。

 

私は物を買いたかったんじゃなくて、暮らしを充実させたかったんだと気付きました。

 

ミニマルライフに近づく。

ミニマリズムのことを知ってから、使っていないものをどんどん手放しました。本は100冊以上手放し、クローゼットにぎゅうぎゅうに詰め込まれていた服も、人に譲ったり、売ったりして、クローゼットの半分で事足りるようになりました。物を減らしたことで、夫婦二人でワンルームは狭いと思っていましたが、丁度いいと思うようになりました。

 

ミニマリズムに対する違和感。

徐々にミニマリズムという考えが広まり、「わたしのウチには、なんにもない。」ではがら〜んとしているリビングが話題となり、高城剛さんのようにかばん一つで世界を飛び回っている人が注目されるようになっていました。物を持たないことがフォーカスされていたけど、私はここまで物を減らせないと思っていました。 

わたしのウチには、なんにもない。

[ ゆるりまい ]

 

LIFE PACKING [ 高城剛 ]

 

物を減らすことがミニマリズムじゃない。

物を減らすことに夢中になっていましたが、ふと「そうだ。私は物を減らしたいんじゃなくて、暮らしを充実させたかったんだ。」と初心を思い出しました。ミニマリズムは手段であって、目的ではない。そんなことを思っている時に、本「minimalism」を読みました。「そうだよね。そうそう。」と何度もうなずきながら読みました。それがこの週末でした。

minimalism [ ジョシュア・フィールズ・ミルバーン ]

 

 

ミニマリズムを通して、人生での最優先事項にフォーカスする。

「minimalism」に書かれていたことは、ミニマリズムを通して、幸せな人生を送ろうというもので、著者の体験を基にその方法が紹介されていました。なんだかこれだけ見ると、怪しいですね。でも、著者はミニマリズムはライフスタイルの一つだと述べています。だから、選択をするのもしないのも自由なのです。

ミニマリズムとは、単純に、生活の中から不必要なものをそぎ落として、本当に大切なものだけにフォーカスすることだ。

 

 人生で大切なことについて考える。

ミニマリストだから、車を所有してはいけない。家族を持ってはいけない。」こういう「〜ねばならない。」という考えも必要ありません。ミニマリストでも車を持っていても良いし、家族を持っていても良い。その人が人生にとって大切なことにフォーカス出来ていて、幸せだと思うならそれでいいんです。じゃあ、私にとって人生で大切なことってなんだろう?これを見つけれていない人が多いそうです。残念ながら、私も見つけれていません。こればかりは、どの本を読んでも答えは見つからないし、自分で考えていくしかないことです。

人間生活には大切な分野が4つあると僕たちは考えている。健康、人間関係、使命(ミッション)、そして情熱(パッション)の4分野だ。もちろん、この4分野が重なり合う場合もあるし、また僕らにとって大切なことと、あなたにとって大切なことが必ずしも一致しているとは限らない。

 

最後に。

私はまだ自分の人生に不必要なものを手放しきれていないし、試行錯誤の毎日です。でも、今が自分の人生で一番幸せだと思っています。それは、ミニマリズムを通して、たくさんのものを手放すことが出来て、心に余裕が出来たからです。ミニマリズムを人に強制しようとは思いませんが、この拙い文章で一歩踏み出そうと思ってくれる人がいたら嬉しいなと思います。

とにかく試してみて欲しい。そのせいで失うものなんてないでしょう?