禅的シンプル仕事術
前回に引き続き枡野俊明さんの本を読みました。
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今回もシンプルな装飾で、美しい!
題名は仕事術となっていますが、
心穏やかに暮らす術がいっぱい載っていました。
1*からだを整える
禅の世界では、体を整えることが大事とされています。
基本動作である呼吸・姿勢を整えることで心も整う。
体が整っていなかったら、何も出来ませんもんね。
特に「休む」ことが大切だと改めて思いました。
今はSNSでいつでも人と繋がっています。
時にはそこから完全に離れる時間を持つ(=休む)ことが必要です。
私たちはこの世に生まれ、生きていくなかで、人の目を気にしたり周りの人と自分を比べることで一喜一憂してしまいます。
そんなところに幸せがあるとは、私はとても思えません。
しかし私たちは、そこに幸せがないと知りつつも、つい世間と比較してしまします。それが人間の性なのかもしれません。
私自身は、Facebookとtwitterを去年の終わりにやめました。
だんだん他人の幸せ基準が自分の基準になっていく気がしたので。
(他の人が持っているものが欲しくなったり・・・)
辞めてからは本当に自分が大切にしたいことを考えられるようになりました。
2*禅的習慣術
私も大事にしている習慣について載っていました。
前向きに生きるため、心穏やかに暮らすための習慣が紹介されています。
1日10分ぼーっとするとか大丈夫を口癖にするとか
簡単に習慣化出来そうなものが多くて、
早速取り入れたいと思います。
3*禅的時間術
人はお金については無駄使いしていないかなとか
家計簿をつけたりして、ちゃんと管理しますよね。
でも、時間に関しては結構放ったらかしにしてしまいがち。
お金みたいに財布からの出し入れがないし、
通帳残高のように数字で捉えにくいから、
時間の使い方について考える機会が少ないんだと思います。
「今を生きる」。
この積み重ねこそが、充実した人生につながるのです。
今って本当に一瞬ですよね。
4*シンプル仕事術
この章で一番心にぐっときたのが
自分の居場所は自分でつくる
ここでは会社に不満があるから自分に合った会社を探すのではなく、
今いる場所で力を尽くしなさいと説いています。
自分にとって完璧な会社に巡り会うことは難しいです。
私は夫の仕事の関係で引越しを繰り返し、今の職場が4社目。
どの会社にも良いところと困るところがありました。
でも愚痴を言うのではなく、いかに自分にとって居心地が良い空間を
作れるかに力を注ぎたいです。
5*人間関係について
苦手な人との付き合い方や、人と仕事をする上での心構えが載っています。
どうしても苦手な人いますよね。。。
相手を許す心を持てたら、だいぶ違うのかなと思います。
人間は間違うことがあるものです。あるいは正しいと信じて努力することもあるでしょう。
それを許すことも必要だと思うのです。
相手を気遣う余裕を持ちたいものです。
今回も禅の教えに魅了された一冊でした!